ひまつぶし!アニゲーまとめちゃんねる

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あなたも未履修? 多くの人が見逃しているアニメシリーズとは


「未履修アニメ」のリストに名を連ねる作品群は、いずれもアニメ史に名を刻む名作です。特に長期シリーズは、新しい世代のファンを生む要因ともなっています。逆に、視聴未経験の状態からスタートすることで、全く新しい視点で作品を楽しむことができるというのも、アニメの面白さの一部ではないでしょうか。これからアニメを観始める方には、ぜひ未履修の名作に挑んでほしいですね。

日本ではTVアニメだけで毎年約300本ものタイトルが放送されています。さらに過去に放送・公開された膨大な作品も含めると、すべてのアニメを鑑賞するのは不可能と言ってもいいでしょう。

【大きい画像を見る】『ONE PIECE(ワンピース)』エッグヘッド編キービジュアル


とても面白いと評判だったり、アニメ史において重要だったりする作品ほど、マジメに見ようと考えてついつい後回しにしがちです。アニメ!アニメ!読者の中にも、見よう見ようと思いつつ、まだ視聴できていないタイトルがあるという人は多いのではないでしょうか。

そこで今回は「ごめんなさい!実は“未履修”の有名アニメは?」と題した読者アンケートを実施しました。12月6日から12月12日までのアンケート期間中に163人から回答を得ました。
男女比は男性約35パーセント、女性約55パーセント、無回答が約10パーセントで、女性が多め。年齢層は19歳以下が約35パーセント、20代が約25パーセントと若年層が中心でした。



■100話以上あるタイトルが集結!

今回のアンケートでは長期シリーズの作品に多くの票が集まりました。

たとえば『ワンピース』は1999年にTVアニメの放送がスタート。現時点で1100話以上が放送され、劇場版は15本制作されている国民的作品です。

読者からは「絶対ハマる! 面白いから見るべき!! とは思っていますが、話数があまりに多いので後回しにしがち……。長期休みに毎回チャレンジしようとしていますが諦めてしまいます。今年の年末は挑戦したい!」や「私がアニメオタクになった頃には、すでにストーリーがかなり進んでいて話についていけない状態に。今から履修したとしても追いつけるかわからず、とても迷っています」とエピソードの多さに躊躇っているというコメントが届きました。

『ワンピース』はとくに人気の高い章を再編集・再構成した「エピソードオブシリーズ」が制作されており、初心者でも手軽に世界観に触れることができます。劇場版も基本的に1本で物語が完結しているためオススメです。
さらに原作の第1話から完全新作映像で再アニメ化する『THE ONE PIECE』の制作も発表済。今後も作品の入口になる選択肢が増えていくのは、アニメファンにとって嬉しいことです。ぜひ第一歩を踏み出してみてください。

1979年放送開始の『機動戦士ガンダム』から始まる「ガンダム」シリーズも、数多くのタイトルが存在します。

ファーストガンダム、『SEED』、『水星の魔女』など、見たい気持ちはあるのですが、一体どれを見ればいいのかわからず、結局は未鑑賞のままの状態です。友人との雑談でもガンダムの話題が出てくるものの、細部までは理解できずいつも流してしまいます」とまったくの未見の読者もいれば、「ガンダム好きなのですが、一番肝心な初代の『機動戦士ガンダム』は実は未履修です。ほかのシリーズに夢中になりすぎていて、なかなか機会がないのが現状です」と原点には触れたことがないという読者も。

ガンダム」シリーズは2024年には劇場版『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』が公開。第1作と同じ一年戦争を舞台とした『機動戦士ガンダム 復讐のレクイエム』やVR作品『機動戦士ガンダム:銀灰の幻影』が配信されるなど、今年も盛り上がりを見せました。
年末には新作『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』の制作が発表されたことも話題に。「ガンダム」シリーズも作品単体で楽しめる作品ばかりなので、気になった作品から視聴してみましょう。

作品の一部は知っているけれど、本編は見たことがないというタイトルも。たとえば『新世紀エヴァンゲリオン』は「カラオケに行ったらOPテーマの『残酷な天使のテーゼ』を毎回歌っているのに、実はTVアニメ版は見たことがありません」や「私が契約している配信サイトだと今はレンタルしかなくて……」。

〈物語〉シリーズ』には「OPとEDは見たことがあって、超個性的で可愛い女の子がいっぱい! シャフトの作風と世界観もマッチしていて、見たい要素しかない!! ただいかんせんシリーズが長くて全100話以上。斧乃木ちゃんと羽川さんが好きなんですが……」といったコメントが届いています。

今回のアンケートでは10代からの投票が目立ったため、動画配信サービスを自由に契約できなかったり、レンタルができなかったりという理由で視聴できないというコメントが複数ありました。それでも音楽やOPアニメなどで作品を知っている読者が多く、両作品の知名度の高さが伺えました。

そのほか下記には複数投票があったタイトルをリスト化しました。長年愛されている長期シリーズが目立ちますが、2020年以降に制作された最新作もチラホラ。
配信先が限られていたり、家族が裏番組を見ていたので視聴できなかったり、ホラーな展開が怖くて踏ん切りがつかなかったり、完結してからイッキ見しようと思っていたりと、さまざまな理由から票が寄せられました。

皆さんも実はまだ見ていないというタイトルがあるのではないでしょうか。これを期に新たな作品の世界を堪能してください!
■複数投票があったタイトル

[ごめんなさい!実は“未履修”の有名アニメは?]
NARUTO -ナルト-
Re:ゼロから始める異世界生活
SLAM DUNK
SPY×FAMILY
ヴァイオレット・エヴァーガーデン
おそ松さん
ジョジョの奇妙な冒険
ハイキュー!!
『「プリキュア」シリーズ』
ブルーロック
『ワンピース』
【推しの子】
機動戦士ガンダム
鬼滅の刃
『銀魂』
新世紀エヴァンゲリオン
涼宮ハルヒの憂鬱
葬送のフリーレン
呪術廻戦
進撃の巨人
転生したらスライムだった件
東京リベンジャーズ
僕のヒーローアカデミア

(回答期間:2024年12月6~12月12日)

【ほかの画像を見る】『機動戦士ガンダム SEED FREEDOM』(C)創通・サンライズ

『機動戦士ガンダム SEED FREEDOM』(C)創通・サンライズ


(出典 news.nicovideo.jp)



森田成一&杉山紀彰が語る『BLEACH』:キャラクターの深い関係性


森田成一さんと杉山紀彰さんのインタビューを通じて、一護と雨竜のキャラクターに対する思いや、その関係性の深さを感じることができました。適切な言葉が見つからないという表現からも、役柄に込められた思いの深さが伝わってきます。このインタビューはファンにとっても貴重な内容であり、それぞれのキャラクターがどのように物語の中で生きるのかを考えさせられる機会となりました。

 テレビアニメ『BLEACH 千年血戦篇ー相剋譚ー』が先日最終回を迎え、最終章となる第4クール『BLEACH 千年血戦篇-禍進譚-』の放送が決定した。これを受け、黒崎一護役・森田成一×石田雨竜役・杉山紀彰の対談インタビューが公開された。

【動画】卍解!戦闘モードの一護… 公開された『BLEACH』第4クールのPV

――『BLEACH』で好きなキャラクターを教えてください。

杉山:『BLEACH』は魅力的なキャラクターがたくさんいて一人に絞ることが難しいですが、「相剋譚」から選ぶとすれば京楽さんが印象的です。

森田:僕が一読者として、昔からかっこ良くて大好きなキャラクターは山本元柳斎重國です。でも、『BLEACH』のシリーズごとにそれぞれ印象的なキャラクターがいて、今回の「相剋譚」では杉山くんと同じく京楽がかっこいいなと思います。京楽の“キャラクター”としてのかっこ良さもありますが、かっこいいなと思う理由を突き詰めていくと、「大塚明夫さん(京楽春水役)がかっこいいんだ」と一声優として思います。

杉山:大塚さんが醸し出す“ダンディな色気”は、自分が年齢を重ねるごとに「すごいな」と気付かされます。

森田:将来あんな声を出したい……。

杉山:高いハードルですね(笑)。

森田:願望なので(笑)。大塚さんや速水さん(藍染惣右介役の速水奨さん)のような“ダンディな色気”がある声になりたい。

――『BLEACH』のセリフで惹かれたものを教えてください。

森田:マユリがザエルアポロに言った「百年後まで御機嫌よう」(コミックス34巻305話)というセリフに衝撃を受けました。言ってみたいセリフではありますが、現実の世界では、“いつ使えるのか”は全然わかりません(笑)。

杉山:(笑)。

森田:「相剋譚」で挙げると、護廷十三隊が「真世界城」へ向かって走る前に「それじゃあ、みんな行くよお」と発する京楽のセリフが好きです。それは明夫さんの声の発し方に惹かれました。今までの京楽であれば、落ち着いた雰囲気で、声のトーンをだんだんと下げていくのかなと思うんです。でもそのときのセリフは語尾が上がる、周りを鼓舞するような発し方になっていて、今までの京楽にはない言い回し。セリフを聴いた瞬間、視聴者の方々もその場にいた護廷十三隊と同じ気持ちになれたのではないかなと思います。そして鬼道の『黒棺』。完全詠唱したくなります。他にも好きなセリフは数え切れないくらいたくさんあります。

杉山:僕もたくさんあるのですが、「相剋譚」だとナックルヴァールの「致命的だぜ」というセリフが好きです。

森田:それもいいよね!すごく良かった。

――他のキャストさん、制作のスタッフさんに同様の質問を伺うと、「俺以外の誰かにできたとしても 俺がやらずに逃げていい理由にはならねえんだよ!」(コミックス68巻618話)という一護のセリフを挙げられた方が多かったのが印象的でした。森田さんは、このセリフを演じるときに意識したことはありましたか?

森田:そういったヒーロー然としたセリフは、逆に“演技しない”ことを心がけています。セリフのどこかに力点を置いて口にすると、あざとく聞こえる気がして。一護本人は意識してそのセリフを発したわけではなく、思ったことをそのまま言葉にしている自然発生的に出てくる言葉だと思うので、僕も一護として“当たり前に言う”ようにしました。

杉山:そういうのは結構ありますよね。制作陣や観ている方からすると重要なシーンでも、演じる側が決め込むと逆に不自然になってしまうので演者目線ではあえてそのときの流れに任せて演じるほうがいいときがあります。だから、放送された後に「あのシーン良かったです!」と感想をいただいても、「どんなシーンでしたっけ?」と覚えていないことが多々あります(笑)。

森田:そういう“流れ”で演じるシーンは、共演者の力がものすごく大事で大切です。演じるキャラクターを完全に自分の中に落とし込んでいても、現場で他の共演者と交じり合うと、自然と自分の中にはなかったものが出てきたりするんです。

――他にも“流れ”で演じたシーンはありますか?

森田:第40話の杉山くんと一緒に収録した、一護と雨竜の口喧嘩のシーンや屋上で会話する回想シーンは、まさに“流れ”で演じたシーンでした。

杉山:斬撃を飛ばしたり、弓を撃ったり、殴られたりするアクションシーンは、“このセリフを強めに発しよう”など、ある程度演技プランを考えることができます。ただ、セリフの掛け合いがメインのシーンは、お互いに相手ありきとなるシーンなので、“ニュアンスの強さ”や“温度感”など、その場で相手の演技を受けて変えていきます。本番前のテストを終えると、監督さんなどを交えた第三者目線の意見を聞きながらイメージを調整していきます。ただ、一緒に収録している演者さんとは、「ここはこういう感じに演じよう」というような話し合いや相談はしません。

森田:あのときって不思議な感覚だよね!テストが終わってから本番までの空き時間で、みんな相手の頭の中を読み合っている。

杉山:そうですね。

森田:それはイヤらしい駆け引きとかの読み合いではなく、「テストではこのぐらいだったから、本番ではもっと来るだろう」とか、相手の熱量や制作陣からの指摘の内容から判断して、変化がなんとなくわかるんです。

杉山:他の方が受けたディレクションを踏まえてどのように修正されるのかを想像して、自分のキャラクターのポジションや心情の表現具合を変えて。

森田:その変化は相手に伝えるわけではなく自分の頭の中で考えているだけなのに、本番でそれぞれが合致するから気持ち悪いな(笑)。

杉山:“褒め言葉”ですよね(笑)?

森田:そうですそうです(笑)。

杉山:わかります。

――第2クールから第3クールになって、新たに演じ方を変えた部分はありますか?

森田:約20年間黒崎一護を演じて、20年前に一護の声として出したかったけど出せなかった声、これはまだ理想とする声ではありませんが、それでもそれが今、少し出せるようになりました。それが中低音の少し下の音です。「千年血戦篇」に入ってからはその声で演じていました。ただ、そこからも声は微妙に変えていて、「相剋譚」は、逆に一番初めの頃の一護に近い声で演じました。

 第40話で一護と雨竜が口喧嘩をするシーンがありますが、そのシーンは空座町で初めて一護と雨竜が対峙したときと近い声での演技になったと思います。でも、今回の口喧嘩のシーンはハッシュヴァルトが目の前にいます。なので、完全に“一護対雨竜“という構図にしてしまうとハッシュヴァルトが遠い存在で、“明確な敵を目の前に無視をする”という見え方になりかねないので “雨竜に対して攻撃的な口調を使っているけれど、その攻撃している矛先は雨竜ではない”ということを意識しました。それができるのは、初めの頃の高音域の声かなと。

杉山:先ほども言いましたが、最後に雨竜の本心が明かされるまで「本当に滅却師サイドについてしまったのではないか」という風にも感じられるように演じました。そんな中、森田さんが仰った、一護に声を荒らげるシーンでは、どこまで感情を表現していいのかすごく考えました。そこは前後の感情の変化と繋がるようにテストから何回か録り直したことを覚えています。

――これまでの一護と雨竜の関係性を言葉で表すなら、なんと表現しますか?

森田:初期の頃では“死神と滅却師”という相反するものを持っていた二人に、“背中合わせ”という一つのキーワードがありました。でも「千年血戦篇」から一護の過去も明かされて、“背中合わせ”という言葉では収まらなくなったと思います。 “背中合わせ”という言葉を聞くと完全に相反するものをイメージされると思いますが、僕は “合わせ”という言葉の部分の方が大事だと考えています。なぜなら相反している状態でも背中はくっつき合っている、ですので“共同体“のようなものをイメージしています。その触れ合っている背中からお互いに一緒に感じているものがある。

 ただ、その共通に感じているものが何なのかはわからないというところを、言葉で表現するのは難しいです。周りからすると端的に“友達”という関係性に見えるかもしれませんが、一護と雨竜の関係性を“友達”という言葉だけで表現してしまうと、あまりにも安い関係に見えてしまうなと思います。

杉山:適切な言葉が見つからないですよね。

森田:そう、難しいし演じている僕たちもわからないと思います。関係性を言葉にするのは、雨竜だけじゃなくて、他の現世組だったり、護廷十三隊だったり、誰との関係をとっても難しいです。『BLEACH』はキャラクター同士の関係を言葉だけで表すと必ず何か足らなくなってしまうと思うので、言葉にできないことが『BLEACH』の物語の骨子として描かれているのではないかな、と。そしてそれが「相剋譚」のオープニングテーマの『言葉にせずとも』というところにも繋がっているのではないかなと思います。

――最後に、アニメ公式サイトを訪れたファンに一言お願いします

森田:「相剋譚」は、映像面のクオリティだけでなく、バトル自体もハイレベルな戦闘が各所で起きていますが、その過程でキャラクターそれぞれの“込められた想い”が紐解かれていったクールになったのではないかと思います。一方で、第3クールを最後まで視聴された方は、第3クール全体での“相剋”から、他人と自分との相剋、自身の中の解決できないところでの相剋、そういった、もやもやした気持ちも残っているかと思います。ですが、それは本当の最終章となる第4クールを見終わったときに爽快感に変わるのではないかと思います。

 僕個人の予想としては、爽快だけでは終わらない気もしますが……(笑)。とにかく、もやもやした気持ちが最後の結末を迎えるエネルギーになっていたらいいなと思います。「千年血戦篇」のシリーズが始まってから分割4クールの内、3クール目までが終わりましたが、僕は全然終わった気がしなくて、まだまだ始まったばかりだと思っています。第4クール、そしてこれからの『BLEACH』をさらに楽しみにしていただけたらなと思います。

杉山:ここまでご覧いただいた方はご存知かと思いますが、「相剋譚」は久保先生監修のもとで設定やエピソードが、本当にたくさん盛り込まれたクールになったと思います。そんな中、ようやく雨竜が滅却師側についた理由なども明かされて、物語としては転換期を迎えた状態で終わりました。第4クールでも制作陣と先生が練り込んだエピソードがどれだけあるのか、『BLEACH』の一読者として楽しみです。

 また、原作で描かれた部分に関しても、漫画で表現されたシーンがアニメーションになると「こんなに世界が広がるのか」「動画だとこういう動きをみせるのか」など、映像になったときに新たに感じ取れる部分がたくさんあったと思います。それは第4クールも同様で、みなさんの期待を裏切らないシリーズになるのは間違いないので、これまでと同様の超絶クオリティをご期待の上、お待ちいただけたらなと思います。

『BLEACH 千年血戦篇-禍進譚-』放送決定(C)久保帯人/集英社・テレビ東京・dentsu・ぴえろ


(出典 news.nicovideo.jp)



津田健次郎が53歳で感じること:若手世代への期待と応援の言葉


津田健次郎さんの言葉には、キャリアや年齢に関係なく、常に新しいことに挑戦する勇気が感じられます。特に、若手世代に対しての思いは、彼自身の経験からくるものであり、共感を呼びます。「早く他人から評価されたい」という若者の気持ち、理解できますが、評価は過程の結果であることも忘れずに、自分のペースで成長していくことが大切だと思います。

アカデミー賞歴代最多受賞を誇る『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズ3部作の世界から遡ること200年。

J・R・R・トールキンの原作『指輪物語 追補編』に記された始まりのエピソードを、実写版3部作の監督であるピータージャクソンが製作総指揮し、アニメーション映画化した『ロード・オブ・ザ・リング/ローハンの戦い』が公開。

日本語吹替え版キャストに名を連ねる津田健次郎さん(53歳)に話を聞いた。

近年の津田さんは、声優やナレーター業のみならず、俳優としても活躍。2024年は「第53回 ベストドレッサー賞」に輝くなど、ますます人気が高まっている。そんな津田さんに、作品のことのみならず、「現在、自分は正当に評価されていない」と不満を抱える年下世代へメッセージをもらった。

実写版の“スケール感”が受け継がれた作品に

ロード・オブ・ザ・リング/ローハンの戦い』の舞台は騎士の国・ローハン。王国の危機に、若き王女ヘラ(日本語版声:小芝風花)が立ち向かう。津田さんは、反旗をひるがえす、かつてのヘラの幼なじみウルフ役を務めた。

――『ロード・オブ・ザ・リング』は世界中で人気のシリーズです。参加した感想を教えてください。

津田健次郎(以下、津田):実写版が完結しているので、まさかこのタイミングで参加できるとは思っておらず、ビックリしましたし、大変光栄だと思いました。

ウルフに関しては、非常にクセの強い登場人物をお任せいただけたので、とてもやりがいがありましたね。

――映画版のファンだと伺いましたが、シリーズおよび今回のアニメ版はどこが魅力だと感じていますか?

津田:実写版の『ロード・オブ・ザ・リング』の持つスケール感。なかでも壮大さを感じさせる風景が、魅力の大きな要素のひとつだと思います。

何もない平原を馬が走っていたり、高い崖から見下ろしていたりと、その要素は今回の『ローハンの戦い』にも受け継がれています。

あとは埃っぽさ。砂地や岩山にもシリーズを感じます。今回はアニメーションというまた違う手法ではありますが、そこを含めて非常に面白く、イチ観客として観られました。

◆脚本化の際のプレッシャーを想像すると震えます

――原作において『ローハンの戦い』に関する部分は、実はほんのわずかです。津田さんも脚本を手掛けられたことがありますが、これだけの物語になったことへの感想はいかがですか?

津田:脚本化していくときのプレッシャーたるや、尋常ではなかっただろうと思い、想像すると震えます。

オリジナルの物語で、シリーズを知らない人でも独立して楽しめますし、実写シリーズにつながる前日譚でもあり、知っている人は「おおー!」となります。特に最後のほうにカタルシスがあったりして、すごく丁寧に脚本化されていると感じました。

――ウルフにはどんな印象が?

津田:一見するとすごくクールでワイルドで、圧倒的に強そうな感じなんですけど、その実メンタル的には、人間臭いというか、幼いというか。未成熟な部分がひとつポイントかなと思いました。

◆大役を任された小芝風花さんは「違和感のない素敵な声」

――未成熟な部分がポイント。

津田:簡単にいえばダダっ子のような部分がある。心の狭いところが面白いなと思いました。

神山健治監督(『攻殻機動隊 S.A.C.』シリーズ、『東のエデン』)は「ちょっとウルフは嫌われるキャラクターかもね」とおっしゃっていたんですが、「そうでもないんじゃないか、面白がってもらえるんじゃないか」という気がしました。

――“ダダっ子”という表現が頷けます。

津田:人間的に小さい部分が、僕も含めてですけれど、観てくださる皆さんもお持ちの部分かもしれないと思いました。あまり立派な人だと、崇めるだけで終わってしまいますが、自分たちの生きている地平にいそうな、欠陥のあるキャラクターなのが面白いと感じましたね。

――ベテラン陣に囲まれて、俳優の小芝風花さんが王女ヘラという大役を任されました。作品が始まった途端、「すごい!」といい意味で非常に驚いたのですが、津田さんは小芝さんのヘラにどんな感想を持ちましたか?

津田:アフレコでご一緒はしていないのですが、躍動感があり、それがしっかり音となってアニメーションに乗っかっていました。フレッシュな感じがすごくあって、違和感のないステキな声でした。違和感がないというのは、とても大事な要素のひとつだと思います。

◆「評価される」ことより大切だと思うこと

――もともと声の仕事で大活躍されてきました津田さんですが、ここ数年、俳優業などを含めて、さらに引っ張りだこです。そんな津田さんから、「現在、自分は正当に評価されていない」「現状が不満だ」と感じている年下世代に何かアドバイスをもらえませんか?

津田:人に認めてもらうとか、評価というものは、一番最後に来るものだと思います。つまり頑張っているときとのタイムラグがある。だから積み重ね続けるしかないと思います。

それに、評価云々よりも、自分自身が何をどれだけできたのか、やっているのかのほうが大事かなと。当然、そこには出会いや、もろもろのタイミングも大いに作用してしまうとは思います。ただ、そうしたタイミングも出会える確率を上げていくことは可能なんじゃないかと思います。

――出会いの確率を上げる。人でも物事でも、でしょうか。

津田:そうですね。最終的な決定についてはもしかしたら関知できないかもしれませんけど、いろんなことを積み重ねていくことで、面白い人やものと出会える確率は上がりますし、認めてくれる人と出会う確率も上がるのではないでしょうか。

出会えていないと思っているだけで、単に視野に入っていないだけかもしれませんし。

◆今の自分が何をどれだけできているか

――たしかに視野に入っていないということもありそうです。

津田:逃さないためにも、やはり、いまの自分が何をどれだけできているかが大切な気がします。

そもそもあまりやれていないのなら、それで評価を求めるのは違うだろうし、頑張っていると言えるのなら、積み重ねればいいと思います。しんどいことやつまらないこと、くだらないことのほうが、生きるうえでは圧倒的に多いと思いますけど。

――津田さんにもしんどい時期はありましたか?

津田:今でもそうですよ。僕らみたいな仕事は、華やかな部分がどうしても表に見えますが、8割9割は地味な作業ですから。

◆イケオジ津田さんが、さらに加えたい魅力

――2024年はベストドレッサー賞にも輝き、イケオジ街道をばく進中ですが、50代半ば、後半、60代、70代と、さらにどんな魅力を持った大人になっていけたらと思いますか?

津田:楽しくやることは大事ですが、それだけでもダメだと思うんです。人生の楽しみと余裕、力の抜け具合のようなものを感じさせつつ……。そうですね、もしかしたら“潔さ”を持つことも、大事なのかなと、今は思います。

――潔さ、ですか。

津田:何事にも100%の完ぺきを求めるのは、難しいですよね。でもだからといって妥協するのとは違う。“潔くいる”というのが、難しいけれど、かっこいいなと思います。

<取材・文・撮影/望月ふみ>

【望月ふみ】
ケーブルテレビガイド誌の編集を経てフリーランスに。映画周辺のインタビュー取材を軸に、テレビドラマや芝居など、エンタメ系の記事を雑誌やWEBに執筆している。親類縁者で唯一の映画好きとして育った突然変異。X(旧Twitter):@mochi_fumi

津田健次郎


(出典 news.nicovideo.jp)


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