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2024年バズったアニメ名言を振り返る!衝撃のセリフとその魅力


2024年バズったアニメ名言を振り返ると、やはりアニメが私たちに与える影響は計り知れないものがあります。特に、名言はキャラクターの個性だけでなく、物語の深みをも引き出す要素です。これからも新しい名言が生まれることでしょう。あなたが印象に残った名言は何ですか?是非、共有してください!

友達との会話でアニメのセリフを使って盛り上がった、SNSで特定のセリフをよく見かけたなど、2024年もさまざまな場面でアニメとのつながりを感じたことでしょう。あなたの中でバズった一言はどれでしたか?

【大きい画像を見る】2024年バズったアニメ名言は?


アニメ!アニメ!では年末恒例のアニメ総選挙を実施。
「自分の中でバズったアニメ名言は?」と題したアンケートには、12月5日から12月16日までの期間中に、575票の回答が寄せられました。男女比は男性40%、女性50%、無回答10%。年齢層は19歳までが37%ともっとも多く、次いで20~24歳が7.6%、25~29歳が6.6%です。


応援上映大人気の作品が1位に!
第1位
1位は映画『KING OF PRISM -Dramatic PRISM.1-』(キンドラ)より、「だって、君と僕の延床面積は0平米だから」。支持率は7.8%です。

神浜コウジプリズムジャンプ中に言った、インパクトの強すぎるセリフ。「シーンとの兼ね合い、語感のよさ、すべてがパーフェクト過ぎて心の底から笑いが出た。迷言」、「観た瞬間意味がわからなくてフリーズしてしまったが思い出すだけで笑ってしまう」と、多くのファンを笑顔にしていました。

「初めて聞いたときは衝撃的すぎたし、その後は街中歩くたび『延床面積』という単語に釘付けになった」など、日常生活にも影響を与えた名言です。

ほかにも『キンドラ』のセリフに投票した人は多数。「今日は俺の地元の祭りに来てくれてありがとう」、「夜景がすごく綺麗! 光が宝石みたい!」なども挙げられています。

「今日は俺の地元の祭りに来てくれてありがとう」、に対しては「キンドラの初見さんに対して感謝を伝える際によく使われたフレーズ」、「自分のホームに来てくれた人にお礼を言うときの名言として汎用性が高い」などのコメントが寄せられました。

「夜景がすごく綺麗! 光が宝石みたい!」については、「この作品を見てからセリフが忘れられず、夜景を見るたびに言ってしまうようになった」というファンもいます。

第2位
2位は『逃げ上手の若君』の第1回「5月22日」に登場した、北条時行の「こら 死んだらどうする」。支持率は4.1%でした。

大勢の武士に囲まれた絶体絶命な状況を逃げ延び、後見人となる諏訪頼重にしがみつきながら発した一言。「声優さんの演技と、作画の綺麗さが相まってものすごく印象に残った」、「クオリティーの高い作品だなと思っていたけど、あの一言で堕ちた」と、作品の注目度をさらに高めたセリフです。

また、「思わず新たな扉を開きかける一言です」と、色っぽさも感じさせる表情や声色に魅力を感じたファンも見られました。

第3位
3位には『葬送のフリーレン』の「ヒンメルならそうした」、そして『忘却バッテリー』の「パイ毛~~~!!」がランクイン。どちらも支持率は3.3%です。

ヒンメルならそうした」に対しては、「便利用語すぎてすごく使いやすい!」、「現実でも『ヒンメルならそうした』と言って人助けをした方のエピソードがあったから」、「みんながヒンメルの遺志を継いでいると思えて感動した」などのコメントが。行動を起こすとき、背中を押してくれる名言となっているようです。

「パイ毛~~~!!」は記憶喪失となった要圭が作中で何度も披露した一発芸。アニメ版では宮野真守さんが声を張り上げて熱演しました。
投票した方からは「アニメ放送後、使う男子が増えた」、「職場の仲間と隠れて挨拶がわりにしていました(笑)」などのコメントが。
「最初はかなり衝撃的だっけど、まったく悪い気もせず、反対にハマりました」、「このネタが主人公の諦めない心を表していると思ったからです」と、作品の魅力を表した一言でもあります。

そのほかのコメントを紹介!
5位には『勇気爆発バーンブレイバーン第1話待たせたな、イサミ!」で、主人公のイサミが叫んだ「さっきから何なんだこの歌は!?」がランクインしました。
イサミがブレイバーンと戦うシーンでOP曲が流れるという、通常ならば熱い展開。しかしアニメのBGMとしてではなく、実際にコックピット内のスピーカーから流れていたことが、この一言で判明します。そのため「アニメのお約束を真っ向から否定する衝撃の一言で、一気に作品に意識を持っていかれた」と、ファンの記憶に残りました。
また、「有線で知らない曲を聴いたときなど、日常でも使い勝手がいい」と、汎用性の高さも評価されています。

2.5次元の誘惑』の主人公、奥村正宗のセリフに励まされた人もいました。第1話「異次元の新入生」の「オタクたる者 好きな物の話は否定しない!! 『何かを熱烈に愛している』ただそれだけでっ……オタクという仲間なのだから」には、「オタクでいることに今まで胸を張ることができなかったけど、この名言のおかげで自信がついた!」とコメントが寄せられています。

また、第21話「主人公の物語」でマンガ家の日枯陽一に言った「あんたが描いたあんたの漫画がッッ俺を幸せにしたんだッッ!!!」がバズったファンも。「これで救われないクリエイターはいないだろ!!」、「救われた作品がたくさんあるから共感できる」と、元気をもらった方が見られました。

2024年も、思いがけない一言に心を動かされた方がたくさんいました。2025年もセリフのひとつひとつに注目して、アニメを楽しんでみてはいかがでしょうか。

ランキングトップ5の名言を発表!
【2024年、自分の中でバズったアニメ名言は?】
1位 「だって、君と僕の延床面積は0平米だから」『KING OF PRISM -Dramatic PRISM.1-
2位 「こら 死んだらどうする」『逃げ上手の若君』
3位 「ヒンメルならそうした」『葬送のフリーレン
3位 「パイ毛~~~!!」『忘却バッテリー』
5位 「さっきから何なんだこの歌は!?」『勇気爆発バーンブレイバーン
(回答期間:2024年12月5~12月16日)


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『逃げ上手の若君』(C)松井優征/集英社・逃げ上手の若君製作委員会


(出典 news.nicovideo.jp)



あなたも未履修? 多くの人が見逃しているアニメシリーズとは


「未履修アニメ」のリストに名を連ねる作品群は、いずれもアニメ史に名を刻む名作です。特に長期シリーズは、新しい世代のファンを生む要因ともなっています。逆に、視聴未経験の状態からスタートすることで、全く新しい視点で作品を楽しむことができるというのも、アニメの面白さの一部ではないでしょうか。これからアニメを観始める方には、ぜひ未履修の名作に挑んでほしいですね。

日本ではTVアニメだけで毎年約300本ものタイトルが放送されています。さらに過去に放送・公開された膨大な作品も含めると、すべてのアニメを鑑賞するのは不可能と言ってもいいでしょう。

【大きい画像を見る】『ONE PIECE(ワンピース)』エッグヘッド編キービジュアル


とても面白いと評判だったり、アニメ史において重要だったりする作品ほど、マジメに見ようと考えてついつい後回しにしがちです。アニメ!アニメ!読者の中にも、見よう見ようと思いつつ、まだ視聴できていないタイトルがあるという人は多いのではないでしょうか。

そこで今回は「ごめんなさい!実は“未履修”の有名アニメは?」と題した読者アンケートを実施しました。12月6日から12月12日までのアンケート期間中に163人から回答を得ました。
男女比は男性約35パーセント、女性約55パーセント、無回答が約10パーセントで、女性が多め。年齢層は19歳以下が約35パーセント、20代が約25パーセントと若年層が中心でした。



■100話以上あるタイトルが集結!

今回のアンケートでは長期シリーズの作品に多くの票が集まりました。

たとえば『ワンピース』は1999年にTVアニメの放送がスタート。現時点で1100話以上が放送され、劇場版は15本制作されている国民的作品です。

読者からは「絶対ハマる! 面白いから見るべき!! とは思っていますが、話数があまりに多いので後回しにしがち……。長期休みに毎回チャレンジしようとしていますが諦めてしまいます。今年の年末は挑戦したい!」や「私がアニメオタクになった頃には、すでにストーリーがかなり進んでいて話についていけない状態に。今から履修したとしても追いつけるかわからず、とても迷っています」とエピソードの多さに躊躇っているというコメントが届きました。

『ワンピース』はとくに人気の高い章を再編集・再構成した「エピソードオブシリーズ」が制作されており、初心者でも手軽に世界観に触れることができます。劇場版も基本的に1本で物語が完結しているためオススメです。
さらに原作の第1話から完全新作映像で再アニメ化する『THE ONE PIECE』の制作も発表済。今後も作品の入口になる選択肢が増えていくのは、アニメファンにとって嬉しいことです。ぜひ第一歩を踏み出してみてください。

1979年放送開始の『機動戦士ガンダム』から始まる「ガンダム」シリーズも、数多くのタイトルが存在します。

ファーストガンダム、『SEED』、『水星の魔女』など、見たい気持ちはあるのですが、一体どれを見ればいいのかわからず、結局は未鑑賞のままの状態です。友人との雑談でもガンダムの話題が出てくるものの、細部までは理解できずいつも流してしまいます」とまったくの未見の読者もいれば、「ガンダム好きなのですが、一番肝心な初代の『機動戦士ガンダム』は実は未履修です。ほかのシリーズに夢中になりすぎていて、なかなか機会がないのが現状です」と原点には触れたことがないという読者も。

ガンダム」シリーズは2024年には劇場版『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』が公開。第1作と同じ一年戦争を舞台とした『機動戦士ガンダム 復讐のレクイエム』やVR作品『機動戦士ガンダム:銀灰の幻影』が配信されるなど、今年も盛り上がりを見せました。
年末には新作『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』の制作が発表されたことも話題に。「ガンダム」シリーズも作品単体で楽しめる作品ばかりなので、気になった作品から視聴してみましょう。

作品の一部は知っているけれど、本編は見たことがないというタイトルも。たとえば『新世紀エヴァンゲリオン』は「カラオケに行ったらOPテーマの『残酷な天使のテーゼ』を毎回歌っているのに、実はTVアニメ版は見たことがありません」や「私が契約している配信サイトだと今はレンタルしかなくて……」。

〈物語〉シリーズ』には「OPとEDは見たことがあって、超個性的で可愛い女の子がいっぱい! シャフトの作風と世界観もマッチしていて、見たい要素しかない!! ただいかんせんシリーズが長くて全100話以上。斧乃木ちゃんと羽川さんが好きなんですが……」といったコメントが届いています。

今回のアンケートでは10代からの投票が目立ったため、動画配信サービスを自由に契約できなかったり、レンタルができなかったりという理由で視聴できないというコメントが複数ありました。それでも音楽やOPアニメなどで作品を知っている読者が多く、両作品の知名度の高さが伺えました。

そのほか下記には複数投票があったタイトルをリスト化しました。長年愛されている長期シリーズが目立ちますが、2020年以降に制作された最新作もチラホラ。
配信先が限られていたり、家族が裏番組を見ていたので視聴できなかったり、ホラーな展開が怖くて踏ん切りがつかなかったり、完結してからイッキ見しようと思っていたりと、さまざまな理由から票が寄せられました。

皆さんも実はまだ見ていないというタイトルがあるのではないでしょうか。これを期に新たな作品の世界を堪能してください!
■複数投票があったタイトル

[ごめんなさい!実は“未履修”の有名アニメは?]
NARUTO -ナルト-
Re:ゼロから始める異世界生活
SLAM DUNK
SPY×FAMILY
ヴァイオレット・エヴァーガーデン
おそ松さん
ジョジョの奇妙な冒険
ハイキュー!!
『「プリキュア」シリーズ』
ブルーロック
『ワンピース』
【推しの子】
機動戦士ガンダム
鬼滅の刃
『銀魂』
新世紀エヴァンゲリオン
涼宮ハルヒの憂鬱
葬送のフリーレン
呪術廻戦
進撃の巨人
転生したらスライムだった件
東京リベンジャーズ
僕のヒーローアカデミア

(回答期間:2024年12月6~12月12日)

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『機動戦士ガンダム SEED FREEDOM』(C)創通・サンライズ


(出典 news.nicovideo.jp)



森田成一&杉山紀彰が語る『BLEACH』:キャラクターの深い関係性


森田成一さんと杉山紀彰さんのインタビューを通じて、一護と雨竜のキャラクターに対する思いや、その関係性の深さを感じることができました。適切な言葉が見つからないという表現からも、役柄に込められた思いの深さが伝わってきます。このインタビューはファンにとっても貴重な内容であり、それぞれのキャラクターがどのように物語の中で生きるのかを考えさせられる機会となりました。

 テレビアニメ『BLEACH 千年血戦篇ー相剋譚ー』が先日最終回を迎え、最終章となる第4クール『BLEACH 千年血戦篇-禍進譚-』の放送が決定した。これを受け、黒崎一護役・森田成一×石田雨竜役・杉山紀彰の対談インタビューが公開された。

【動画】卍解!戦闘モードの一護… 公開された『BLEACH』第4クールのPV

――『BLEACH』で好きなキャラクターを教えてください。

杉山:『BLEACH』は魅力的なキャラクターがたくさんいて一人に絞ることが難しいですが、「相剋譚」から選ぶとすれば京楽さんが印象的です。

森田:僕が一読者として、昔からかっこ良くて大好きなキャラクターは山本元柳斎重國です。でも、『BLEACH』のシリーズごとにそれぞれ印象的なキャラクターがいて、今回の「相剋譚」では杉山くんと同じく京楽がかっこいいなと思います。京楽の“キャラクター”としてのかっこ良さもありますが、かっこいいなと思う理由を突き詰めていくと、「大塚明夫さん(京楽春水役)がかっこいいんだ」と一声優として思います。

杉山:大塚さんが醸し出す“ダンディな色気”は、自分が年齢を重ねるごとに「すごいな」と気付かされます。

森田:将来あんな声を出したい……。

杉山:高いハードルですね(笑)。

森田:願望なので(笑)。大塚さんや速水さん(藍染惣右介役の速水奨さん)のような“ダンディな色気”がある声になりたい。

――『BLEACH』のセリフで惹かれたものを教えてください。

森田:マユリがザエルアポロに言った「百年後まで御機嫌よう」(コミックス34巻305話)というセリフに衝撃を受けました。言ってみたいセリフではありますが、現実の世界では、“いつ使えるのか”は全然わかりません(笑)。

杉山:(笑)。

森田:「相剋譚」で挙げると、護廷十三隊が「真世界城」へ向かって走る前に「それじゃあ、みんな行くよお」と発する京楽のセリフが好きです。それは明夫さんの声の発し方に惹かれました。今までの京楽であれば、落ち着いた雰囲気で、声のトーンをだんだんと下げていくのかなと思うんです。でもそのときのセリフは語尾が上がる、周りを鼓舞するような発し方になっていて、今までの京楽にはない言い回し。セリフを聴いた瞬間、視聴者の方々もその場にいた護廷十三隊と同じ気持ちになれたのではないかなと思います。そして鬼道の『黒棺』。完全詠唱したくなります。他にも好きなセリフは数え切れないくらいたくさんあります。

杉山:僕もたくさんあるのですが、「相剋譚」だとナックルヴァールの「致命的だぜ」というセリフが好きです。

森田:それもいいよね!すごく良かった。

――他のキャストさん、制作のスタッフさんに同様の質問を伺うと、「俺以外の誰かにできたとしても 俺がやらずに逃げていい理由にはならねえんだよ!」(コミックス68巻618話)という一護のセリフを挙げられた方が多かったのが印象的でした。森田さんは、このセリフを演じるときに意識したことはありましたか?

森田:そういったヒーロー然としたセリフは、逆に“演技しない”ことを心がけています。セリフのどこかに力点を置いて口にすると、あざとく聞こえる気がして。一護本人は意識してそのセリフを発したわけではなく、思ったことをそのまま言葉にしている自然発生的に出てくる言葉だと思うので、僕も一護として“当たり前に言う”ようにしました。

杉山:そういうのは結構ありますよね。制作陣や観ている方からすると重要なシーンでも、演じる側が決め込むと逆に不自然になってしまうので演者目線ではあえてそのときの流れに任せて演じるほうがいいときがあります。だから、放送された後に「あのシーン良かったです!」と感想をいただいても、「どんなシーンでしたっけ?」と覚えていないことが多々あります(笑)。

森田:そういう“流れ”で演じるシーンは、共演者の力がものすごく大事で大切です。演じるキャラクターを完全に自分の中に落とし込んでいても、現場で他の共演者と交じり合うと、自然と自分の中にはなかったものが出てきたりするんです。

――他にも“流れ”で演じたシーンはありますか?

森田:第40話の杉山くんと一緒に収録した、一護と雨竜の口喧嘩のシーンや屋上で会話する回想シーンは、まさに“流れ”で演じたシーンでした。

杉山:斬撃を飛ばしたり、弓を撃ったり、殴られたりするアクションシーンは、“このセリフを強めに発しよう”など、ある程度演技プランを考えることができます。ただ、セリフの掛け合いがメインのシーンは、お互いに相手ありきとなるシーンなので、“ニュアンスの強さ”や“温度感”など、その場で相手の演技を受けて変えていきます。本番前のテストを終えると、監督さんなどを交えた第三者目線の意見を聞きながらイメージを調整していきます。ただ、一緒に収録している演者さんとは、「ここはこういう感じに演じよう」というような話し合いや相談はしません。

森田:あのときって不思議な感覚だよね!テストが終わってから本番までの空き時間で、みんな相手の頭の中を読み合っている。

杉山:そうですね。

森田:それはイヤらしい駆け引きとかの読み合いではなく、「テストではこのぐらいだったから、本番ではもっと来るだろう」とか、相手の熱量や制作陣からの指摘の内容から判断して、変化がなんとなくわかるんです。

杉山:他の方が受けたディレクションを踏まえてどのように修正されるのかを想像して、自分のキャラクターのポジションや心情の表現具合を変えて。

森田:その変化は相手に伝えるわけではなく自分の頭の中で考えているだけなのに、本番でそれぞれが合致するから気持ち悪いな(笑)。

杉山:“褒め言葉”ですよね(笑)?

森田:そうですそうです(笑)。

杉山:わかります。

――第2クールから第3クールになって、新たに演じ方を変えた部分はありますか?

森田:約20年間黒崎一護を演じて、20年前に一護の声として出したかったけど出せなかった声、これはまだ理想とする声ではありませんが、それでもそれが今、少し出せるようになりました。それが中低音の少し下の音です。「千年血戦篇」に入ってからはその声で演じていました。ただ、そこからも声は微妙に変えていて、「相剋譚」は、逆に一番初めの頃の一護に近い声で演じました。

 第40話で一護と雨竜が口喧嘩をするシーンがありますが、そのシーンは空座町で初めて一護と雨竜が対峙したときと近い声での演技になったと思います。でも、今回の口喧嘩のシーンはハッシュヴァルトが目の前にいます。なので、完全に“一護対雨竜“という構図にしてしまうとハッシュヴァルトが遠い存在で、“明確な敵を目の前に無視をする”という見え方になりかねないので “雨竜に対して攻撃的な口調を使っているけれど、その攻撃している矛先は雨竜ではない”ということを意識しました。それができるのは、初めの頃の高音域の声かなと。

杉山:先ほども言いましたが、最後に雨竜の本心が明かされるまで「本当に滅却師サイドについてしまったのではないか」という風にも感じられるように演じました。そんな中、森田さんが仰った、一護に声を荒らげるシーンでは、どこまで感情を表現していいのかすごく考えました。そこは前後の感情の変化と繋がるようにテストから何回か録り直したことを覚えています。

――これまでの一護と雨竜の関係性を言葉で表すなら、なんと表現しますか?

森田:初期の頃では“死神と滅却師”という相反するものを持っていた二人に、“背中合わせ”という一つのキーワードがありました。でも「千年血戦篇」から一護の過去も明かされて、“背中合わせ”という言葉では収まらなくなったと思います。 “背中合わせ”という言葉を聞くと完全に相反するものをイメージされると思いますが、僕は “合わせ”という言葉の部分の方が大事だと考えています。なぜなら相反している状態でも背中はくっつき合っている、ですので“共同体“のようなものをイメージしています。その触れ合っている背中からお互いに一緒に感じているものがある。

 ただ、その共通に感じているものが何なのかはわからないというところを、言葉で表現するのは難しいです。周りからすると端的に“友達”という関係性に見えるかもしれませんが、一護と雨竜の関係性を“友達”という言葉だけで表現してしまうと、あまりにも安い関係に見えてしまうなと思います。

杉山:適切な言葉が見つからないですよね。

森田:そう、難しいし演じている僕たちもわからないと思います。関係性を言葉にするのは、雨竜だけじゃなくて、他の現世組だったり、護廷十三隊だったり、誰との関係をとっても難しいです。『BLEACH』はキャラクター同士の関係を言葉だけで表すと必ず何か足らなくなってしまうと思うので、言葉にできないことが『BLEACH』の物語の骨子として描かれているのではないかな、と。そしてそれが「相剋譚」のオープニングテーマの『言葉にせずとも』というところにも繋がっているのではないかなと思います。

――最後に、アニメ公式サイトを訪れたファンに一言お願いします

森田:「相剋譚」は、映像面のクオリティだけでなく、バトル自体もハイレベルな戦闘が各所で起きていますが、その過程でキャラクターそれぞれの“込められた想い”が紐解かれていったクールになったのではないかと思います。一方で、第3クールを最後まで視聴された方は、第3クール全体での“相剋”から、他人と自分との相剋、自身の中の解決できないところでの相剋、そういった、もやもやした気持ちも残っているかと思います。ですが、それは本当の最終章となる第4クールを見終わったときに爽快感に変わるのではないかと思います。

 僕個人の予想としては、爽快だけでは終わらない気もしますが……(笑)。とにかく、もやもやした気持ちが最後の結末を迎えるエネルギーになっていたらいいなと思います。「千年血戦篇」のシリーズが始まってから分割4クールの内、3クール目までが終わりましたが、僕は全然終わった気がしなくて、まだまだ始まったばかりだと思っています。第4クール、そしてこれからの『BLEACH』をさらに楽しみにしていただけたらなと思います。

杉山:ここまでご覧いただいた方はご存知かと思いますが、「相剋譚」は久保先生監修のもとで設定やエピソードが、本当にたくさん盛り込まれたクールになったと思います。そんな中、ようやく雨竜が滅却師側についた理由なども明かされて、物語としては転換期を迎えた状態で終わりました。第4クールでも制作陣と先生が練り込んだエピソードがどれだけあるのか、『BLEACH』の一読者として楽しみです。

 また、原作で描かれた部分に関しても、漫画で表現されたシーンがアニメーションになると「こんなに世界が広がるのか」「動画だとこういう動きをみせるのか」など、映像になったときに新たに感じ取れる部分がたくさんあったと思います。それは第4クールも同様で、みなさんの期待を裏切らないシリーズになるのは間違いないので、これまでと同様の超絶クオリティをご期待の上、お待ちいただけたらなと思います。

『BLEACH 千年血戦篇-禍進譚-』放送決定(C)久保帯人/集英社・テレビ東京・dentsu・ぴえろ


(出典 news.nicovideo.jp)


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